VEC最速グラマスからRAGEまでの裏話

こんにちは、Krone/東工大sv部です。

私は今期

堅牢入りリノセウスで最速でグランドマスターに到達し、

RAGEでは自分はDay1 5-1 Day2 4-3。(対面の上振れに屈して敗退。)

同じ80枚を握ったAuto Chess世界大会日本11位のジグは
Day1 5-0 Day2 7-0 プレーオフ1-1決勝敗退
ファイナリストまであと1勝でした。

今回は最速グラマスとRAGEまでの取り組みについての裏話を書きます。

◆最速グラマス

2019年9月26日 16:30
森羅咆哮はリリースされた。

その日は最速グラマスとる気なんてなかった。

事前評価をがっつりやってカードは完全に把握していたがプレリリースは買っていなかったため、1パックずつ楽しみながら開封

全部開封した時刻は16:51

さてさてこっからランクマを始めようかととりあえず様子見でスタン落ちしたあくびとレジェファイを適当に堅牢なる天使とマーセナリーと対空にしたリノでランクマ開始。

除去が要らないなって思って適当に減らしてそのまま続けた結果...

なんかめっちゃ勝った。

MP3000のときにランキング見たら1位は3800でさすがにそうだよな...とか思ってたけど流石にここまで連勝したら1位じゃね?って思ってランキング見たらやっぱり1位だった!これはやるしかないなグヘヘということでそのまま続けて最速グラマス到達!!!

その日の連勝数は27,11,9,11,22とかだった気がする。連勝ボーナス終わる5000までほとんどずっと連勝してたのがでかい。途中でアニエスジェネシスドラゴンの猛攻を堅牢くんが全部身をなげうって受けてくれたので連勝繋がりました。堅牢に感謝。

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このリストから堅牢を1枚マーセナリーにしたやつで結局グラマスになった。

堅牢の役割を一応言うと
・マーセナリーやリザと合わせて2/2とトレード。環境初日は自然ドラゴンが大量発生していたため堅牢だしてると案内人が自壊できないのが地味に強かった。

・疾走がたくさん増えたパックだったので色々疾走の負け筋潰せました。実はグラマスなるまでリノミラー片手で数えるくらいしかしてない。それくらい初日はリノいなかった。

・適当に余ったppで置いてヴァイディとかの6/6が堅牢とるとけつ5になるので威風、カイザ、野獣でとれたのが偉かった。

けっこう偉いでしょ。他にもリノで最速グラマス狙った人いたしその中で自分が最速だったのはプレイがうまいのか堅牢が勝率上げたのか、それとも上振れただけか。真実は分かりません。

96勝16敗85.7%でグラマスなったし数多いからまあ上振れ続けるにも限界あるよねー。

以上。

◆最速グラマスからのRAGE
実はグラマスになったその日でさえ最後の方ドラゴン減ってきてかなり勝率落ちたのでリノが最強とは言えないなと感じていた。勿論こんなことはツイートしてない。身内には言ってた。

最速グラマスなれた反動で燃え尽き症候群みたいになってアンリミやったりRAGEまで時間ないのに集中できてなかった。前回のOOTの10日RAGEのときもぐりゅーさんが最速グラマスでそのままファイナリストになったからそのジンクス継続してえとか思ってたけどこんなんじゃなれるはずがねえって思ってた。

最速グラマスはそれに使ったデッキに関して誰よりもリードできるけど、それ使わないなら結局他の人とほとんど同じスタートラインでしかない。

◆RAGEのデッキ選択

◽️自然エルフ編

グラマスなったはいいもののリノ以外は使ってないわけで、グラマスであることに慢心して何もやらなければRAGEは惨敗するなとずっと思ってた。だからランクマは自分のやる気がないとできないからルムマで相手を付き合わせてることを原動力に調整を始めた。

その頃すでに黄金都市ビショップと自然ロイヤルが流行っていてアフターレートでリノが負け越した。下振れもあったけどちょっともう無理だなって思って捨てた。

ツイッターで色々見てたら虚無ちんが自然エルフ強いって言ってたからデッキ見てみたら、オールレンジで戦えてさらに上振れムーヴも存在するマナを外しにくい典型的な強デッキだなとすぐに分かった。

相性検証ルムマで十分な勝率を示したためデッキ確定。

構築は当時よくあったベイル入りは安定性に欠けると感じたためジグと自分で組み直してほとんどオリジナルの40枚になった。

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ジグは最初フェアサ沢山構築で
自分は最初エルプリ沢山構築だったのだが
意見出しあってるうちに同じ40枚に収束した。

大学生リーグが控えているためあまり語らないが、リザとワンダーコックについてだけ語ってあげるとしよう。

リザはメイを引っ張ってしまうため採用しない人が多い。

しかしメイというカードはサーチしたらいけないのだろうか?

直接召喚と言えばフラウロスや大将軍、ともに「引いてしまうと損をする」カードである。

しかしメイはどうだろうか。

メイは直接召喚したとき手札に戻り、再度1ppを払って場に出す。

つまりこのカードは厳密には直接''召喚''カードではない。言うならば直接''サーチ''カードだ。

だからメイを引いてしまったとしても4点ダメージ効果を直接召喚したときとなんら変わりなく使用できる。

この点がメイのフラウロスや大将軍との決定的な差である。

まとめると
ワンダーコックは自然カードを2枚引く。
リザは直接サーチできるメイを自分で引いてしまう分ワンダーコックに比べて相対的に引く枚数で損をしているものの、メイの使用についてはなんの問題もない。そして最強カードであるオムニスを確定で引っ張れる。

ワンダーコックが純心の歌い手なら、
リザはヘクター確定サーチの魔神の使役者である。

メイは試合中2回使えればいいであろうということで低コストサーチを有効に使うためにメイを1枚アーボリストライラにするアイデアを思い付いたのは私である。

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「森にごはんをあげましょう🎵」

かわいい。

アーボリストライラはかなり偉い。

ベイリオン顔負けのスタッツ微調整。

特に4→5の変化は様々なシーンで活躍する。まあこれの詳細は割愛させていただく。リアクションカードが多いためエンハンスでアクション行動をとれるのも偉い。

◽️自然ビショップ編

実は調整の段階で当時よくある自然ビショップがカスだと言う声が何度も上がった。スフィンクスが抜けて母なる君3になった構築である。

私もこの構築にはとても違和感を感じていた。

そもそもこのデッキは統一感がない。

強いカードを詰め込んだデッキという認識があった。

強いて言うならば強い押し付けのカードを沢山だしてアニエスで決めるアグレッシブなデッキ。

強力なフィニッシャーがないためアニエスで削り切れない場合は負ける。内在打点が有限かつ守護でとまるデッキである。

そのためミラーでは母なる君を3枚採用する戦略が有効な反面、スフィンクスという打点を抜くとその他の攻めきらなければいけないデッキに対しての勝率が落ちる。

法典というカードはラットなどのカードを処理ではなく打点として使うために入れるカードと言われているが、クルトだって言うなればそうであるし進化権を消費するとはいえ法典とは比にならない除去能力なので法典の方が打点還元能力が高いとは一概に言えない。

自分がスフィンクスを採用したのは単純に内在打点を減らすとネクロに対しての勝率が落ちると感じたことと、スフィンクスはクルトやミルフィを同時に立てたときの要求思考量が相乗的に跳ね上がるためにRAGEという場ではとても有効だと思ったからである。また単純に都市の恩恵を受けるカードを減らしたくなかった。スフィンクスを抜くとデッキとしてものすごいパワーが下がる。母なる君や法典のようなリアクションカードを入れると中盤のアクションムーヴが貧弱になることもとても気になった。

そんな訳でこれ。

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◆総括
私はもぐりゅーさんほどうまくないのもあって残念ながら「10日開催RAGEは最速グラマスがファイナリストになる」というジンクスを継続させることはできなかったが、自分と調整した仲間がプレーオフ決勝まで行ったので「10日開催RAGEで最速グラマスがたくさん勝つ」というジンクスは継続できたと思う。流石にファイナリストについて~をすれば絶対なれるなんてのは厳しい。RAGEそんな甘くないし。でも勝ちたかったな~😣

大学生リーグ頑張ります!!!!!

(終)